HansPotterのブログ

映画と音楽、そして食べることが好きなオジサンです。徒然なるままに…

金沢の秋を駆け足で Part3

「金沢の秋を駆け足で」の三回目です。

前回までは下記のリンクです。

hanspotter.hatenablog.com

hanspotter.hatenablog.com

金沢21世紀美術館から、金沢市の観光スポットの定番 兼六園へ向かっています。

いもり堀の向こうに、色付き始めた金沢城公園の木々も見えます。

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いもり堀と金沢城公園

兼六園

真弓坂から兼六園

兼六園の真弓坂が見えてきました。

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真弓坂

運が良ければ雪吊りの作業も見学できます。

写真の左下後方に石垣と紅葉がチラッと。

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真弓坂の雪吊り作業

ブラタモリでも紹介された金沢城の石垣の近く、石垣と常緑樹を背景に紅葉が舞っています。

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紅葉と石垣

hanspotter.hatenablog.com

お堀通り(百間堀通り)

金沢城の百間堀を埋め立てた道路を挟んで、兼六園金沢城が向かい合っています。

以前はこんなお堀でした。

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百間堀(左後方に石川門)(出典:金沢市図書館Webサイト)

明治になって お堀は埋め立てられて道路に。電車も走っていますね。

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百間堀埋め立て後(右後方に石川門)(出典:金沢市図書館Webサイト)

現在の同じ道路です。紅葉ではなく桜の時期ですが。

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上記写真とほぼ同じ方向から

石川橋からの写真も。

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上記写真の反対方向から(左が兼六園、右が金沢城

兼六園の紅葉

「金沢の秋を駆け足で」の一回目にも書きましたが、金沢は武家文化です。能や茶道が盛んな町ですので、基本的には “侘び・寂び” です。

兼六園も例外ではありません。手入れの難しい松を主体に作庭された兼六園。常緑樹の緑の濃淡を楽しむ、墨絵に通ずるような庭です。

紅葉する木々は少なく、水墨画の中の朱のような紅葉のアクセント。とても目立ちます。

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兼六園の紅葉

山崎山

ところが、兼六園の山崎山、別名、紅葉山は、名前のとおり一面が紅葉です。

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山崎山

最初、作庭のコンセプトのあまりの違いを不思議に思ったものです。

三年前、2018年12月1日にブログを始めました。

その第一回目のお題が「晩秋の兼六園」。兼六園の紅葉が題材でした。

この疑問について、そして自分なりの答えらしきものは、このブログに書きました。

紅葉以外の兼六園の写真もあります。興味のある方は下のリンクです。

hanspotter.hatenablog.com

花梨の果実もありました

山崎山の近くで花梨(カリン)の果実を見つけました。紅葉だけに気を取られていると気付かないと思います。

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花梨の木

兼六園を横断(縦断)して桂坂料金所から園外へ。

金沢城

石川門は裏門

石川橋、石川門を通って金沢城公園へ向かいます。

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石川橋から石川門へ

石川門の下の公園も冬支度が完了していますね。

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石川門下の園地

観光スポットの石川門。立派な門と櫓ですが、実は搦手、裏門です。

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石川櫓

極端な言い方をすれば、城から庭(兼六園)への裏木戸です。

金沢城の紅葉

金沢城の紅葉で、個人的に好きなのは橋爪門と橋爪門続櫓を背にした紅葉です。

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橋爪門を背にした紅葉

それと、石垣の博物館、金沢城の石垣を彩る紅葉です。

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石垣と紅葉

繰り返しになりますが、あくまで私個人の趣味ですので。

玉泉院丸庭園、鼠多門、鼠多門橋

玉泉院丸庭園へ下りて来ました。平成27年3月に復元された庭園です。若い木々たちが綺麗に整備されています。

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玉泉院丸庭園

令和3年に140年ぶりに復元された鼠多門から鼠多門橋を通って尾山神社へ進みます。

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鼠多門

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鼠多門橋から見た紅葉

尾山神社

観光客には神門が人気の観光スポットです。

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尾山神社神門

神門は、建設当時に一悶着あったようです。

詳しくは過去のブログで。

hanspotter.hatenablog.com

旧金谷御殿の庭園

流石、百万石のお殿様の別宅、金谷御殿の跡地に建造された神社だけあります。庭園が素敵です。好きな場所です。

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尾山神社庭園(神苑

大手堀へ

尾崎神社

尾山神社を後にして右方向へ進みます。

尾山神社と一字違いの尾崎神社の朱の背後に紅葉。

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尾崎神社

黒門前緑地

黒門前緑地で高峰譲吉の実家 旧高峰家と、金沢地方検察庁旧検事正官舎前の紅葉を愛でて歩きます。明治時代に建てられた和モダンの建築物です。

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黒門前緑地

大手堀

お堀が見えてきます。

大手堀です。金沢城を囲んでいた お堀は明治になって埋め立てられ、道路などに姿を替えました。唯一、大手堀だけが昔の面影を残しています。

お堀の石垣の上に映える紅葉。綺麗です。

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大手堀の紅葉

春は桜、秋は紅葉が楽しめる素敵な場所です。

白鳥路

白鳥路も お堀を埋め立てた通路です。

自動車は通れませんので、金沢市民は抜け道として利用しています。

とても静かな通路です。途中、カラスウリを見つけました。

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白鳥路

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カラスウリ

通り抜けると、そこは兼六園下。右側が石川橋と石川門。一周してきました。

目の前が兼六園、右後方が金沢城です。

鯰尾兜の前田利家像が迎えてくれます。

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前田利家

今日は12月1日。

金沢は昨夜から大荒れの天気です。とても先週まで紅葉を楽しんでいたとは思えない空です。

今回は、金沢観光の定番、兼六園金沢城、そして尾山神社近辺を中心に紅葉めぐりをしました。

字数も増えました。次回は、中心部を少し離れると思います。

金沢の秋を駆け足で Part2

「金沢の秋を駆け足で」のPart2 です

「金沢の秋を駆け足で」。二回目です。

前回分はこちらです。

hanspotter.hatenablog.com

一斉に咲き始める桜と違い、紅葉狩りのタイミングは難しく、行って見ることができた場所、かつ、私が個人的に好きな紅葉だけです。

決してランキングではありません。

また、過去の写真もありますので悪しからず。

NTTの出羽町ビルと石引駐車場の間

前回からの続きです。大乗寺坂を目指して歩いてきました。

石川県立歴史博物館を過ぎ、NTTの出羽町ビルと石引駐車場の間を紅葉を見ながら南へ進むと大乗寺坂です。

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NTT出羽町ビル付近の紅葉

春は桜の花が迎えてくれる気持ちの良い道です。好きな散歩ルートの一つです。

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NTT出羽町ビルと石引駐車場の間の道

大乗寺

大乗寺坂から眺めると、金沢市南部の市街地と、その後方に山々が広がります。

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大乗寺坂からの眺め

坂を下った辺りは、加賀藩筆頭家老 本多家の下屋敷跡地です。

真っすぐ石川県立工業高校方向へ歩くと、高校の近くに鈴木大拙誕生地記念碑があります。鈴木大拙館からも道なりで150mほど。興味のある方はどうぞ。

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鈴木大拙誕生地記念碑

鈴木大拙

歩を進めます。鈴木大拙館が見えてきました。

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鈴木大拙

ここは個人的に好きな場所なので、少し長くなります。

スティーブ・ジョブズ

アップルの創業者、スティーブ・ジョブズは禅に傾倒していたことが知られています。

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Steve Jobs Headshot 2010-CROP2

出典:File:Steve Jobs Headshot 2010-CROP2.jpg - Wikimedia Commons

「禅」を「ZEN」として世界に知らしめたのが鈴木大拙です。そのせいか、日本での知名度より、海外での知名度の方が高いような。

1963年にはノーベル平和賞候補にもなった仏教哲学者です。

みんな悩んで大きくなった

哲学という言葉から、私は「デカルト、カント、ショーペンハウエル」や「ソクラテスプラトンニーチェサルトル」といった哲学者の名前を連想します。

決して著作を読んだ、という訳ではなく、「デカンショ節」と、野坂昭如さんの「ソ・ソ・ソクラテスプラトンか ニ・ニ・ニーチェサルトルか」のCMから連想しただけです。


www.youtube.com

現実の世界では、中学生のときに父の蔵書から「世界の名著」シリーズのプラトンを見つけましたが、2ページで閉じました。

鈴木大拙館の紅葉

ここの紅葉は綺麗ですよ。水鏡の庭に紅葉が映えます。

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水鏡の庭

鈴木大拙

設計者 谷口吉生さんの方針は「鈴木大拙について知り、学び、そして考える」ことだそうですが、展示物に説明がないのは、「自分で考える」ことを促しているのかも知れません。

鈴木大拙館は、トリップアドバイザーの外国人の人気スポットランキングでは常に上位です。新型コロナ前の頃、日本人より外国人の観光客が多かったような記憶があります。実際、入館者の四分の一が外国人観光客だったとのこと。

入り口から続く長く仄暗い内部回廊は、現世から思索の世界へ誘っているようです。

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鈴木大拙館(内部回廊)

そして、外部回廊を通って思索空間棟へ。

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思索空間棟から

思索空間棟と水鏡の庭。

季節や時間帯によって色んな表情を見せてくれます。

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思索空間棟と水鏡の庭

新型コロナ前ですが、外国の方が長時間、じっと水面を見つめていたのが印象に残っています。

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水面を見つめる観光客

西田幾多郎

金沢から20㎞ほど離れた かほく市には、「善の研究」で有名な哲学者、西田幾多郎記念哲学館があります。鈴木大拙の同級生です。

こちらの設計は安藤忠雄さんですね。

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西田幾多郎記念哲学館

松風閣庭園

鈴木大拙館のすぐ横が松風閣庭園、加賀藩筆頭家老 本多家の庭園です。

大名クラスの家老

加賀藩には、加賀八家と呼ばれる、禄高1万石を超える家老が8人いました。中でも筆頭家老の本多家は5万石の禄高でした。忠臣蔵で有名な浅野家も5万石ですから、城持ち大名(城主=概ね石高3万石以上の大名)クラスの家老です。

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松風閣庭園

何しろ、兼六園作庭時に参考にされたほどの庭園です。

出入口が一ヵ所なので鈴木大拙館近くまでバックして本多公園から金沢21世紀美術館方向へ。

本多公園

ここらは本多町という名称から分かるように、旧本多家の中屋敷跡地です。

松風閣庭園や本多公園は金沢の幹線道路沿いです。街中の道路沿いにこれだけの木々が残っています。

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本多公園

金沢21世紀美術館

金沢21世紀美術館前のイチョウも綺麗ですね。

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金沢21世紀美術館前のイチョウ

金沢21世紀美術館は、金沢大学附属小学校、中学校、幼稚園の跡地に開館した若い施設で、木々も若いものが多い場所です。でも、敷地内に移築した由緒ある茶室の紅葉や、隣の石川県知事公舎との間など、雰囲気の良い場所もあります。

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金沢21世紀美術館(茶室、知事公舎横)

和服姿の観光客もチラホラと。

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金沢21世紀美術館(和服姿の観光客)

兼六園金沢城公園が見えてきましたが、字数も増えました。次回へ続きます。

金沢の秋を駆け足で

風雨で散ったモミジ

この数日の風雨で、庭のモミジはあっという間に落葉。ドウダンツツジニシキギの落葉も早まっています。冬の訪れです。

去り行く秋を惜しみつつ、金沢市の秋を駆け足で巡ってみます。

全国各地の紅葉

その前に。

全国各地に紅葉の名所があり、何処も自慢するだけのことがあります。

桜の名所と同じですね。

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全国の紅葉

金沢の秋を駆け足で

二年半前の2019年4月に「金沢の桜を駆け足で」というブログを書きました。

hanspotter.hatenablog.com

今回は「金沢の秋を駆け足で」です。

一斉に咲き始める桜と違い、紅葉狩りのタイミングは難しく、行って見ることができた場所、かつ、私が個人的に好きな紅葉だけです。決してランキングではありません。ほかにも紅葉が綺麗な場所は沢山あるでしょうし…。

また過去の写真もありますので悪しからず。

石川県の紅葉

金沢の紅葉へ移動する前に、石川県の紅葉を少しだけ。

他にも写真は沢山ありましたが、字数、写真枚数もありますので、お許しを。

白山白川郷ホワイトロード

今年は、11月11日で有料区間冬季閉鎖となった白山白川郷ホワイトロード

写真は10月下旬のものです。標高差がありますので、紅葉の見ごろには早かったのか遅かったのか。

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白山白川郷ホワイトロード

那谷寺

次は、那谷寺。

松尾芭蕉が「石山の石より白し秋の風」と詠んだお寺です。

特に奇岩を背にした紅葉、綺麗ですよ。

後ろの岩を見ていると、シミュラクラ現象の発現する場所です。

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那谷寺

金沢の秋

さて、ここから金沢の紅葉です。

個人的に好きな紅葉

山一面が燃えるような紅葉も好きですが、齢と共にワンポイントの紅葉が好きになってきました。常緑樹の緑の中に恥じらうような一点の紅葉。正に紅一点です。

金沢は武家文化が色濃く残った町です。能や茶道が盛んな町です。基本的には “侘び・寂び” が根底にある町だと思います。

個人的な意見ですが、金沢の中心部にある古くからのお宅や兼六園などの作庭コンセプトは、やはり “侘び・寂び” が基本でしょうね。 

そのためか、金沢市内では、門被りや見越しに、手間暇のかかる松を使ったお宅をよく見かけます。

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松を中心とした作庭

そんな町で育ったため、個人的には “一面が紅葉” に対しては、少しですが抵抗感があります。

じゃ、兼六園の山崎山(紅葉山)はどうなんだ、というご意見は御尤も。

これについては後ほど。

金沢の紅葉を順に

先ず、好きな散歩コースの一つ、小立野方面から兼六園方向へ歩を進めます。

五木寛之さん

突然、五木寛之さん。

作家の五木寛之さんは、金沢市、それも小立野のアパートに住んでおられたことがあります。小立野からトコトコと、金沢の中心部へ歩かれていたようです。

好きな散歩コースが、五木寛之さんが歩いておられた道程かも。

それだけです。スルーしてください。

ところで、小立野のアパートですが、三年ほど前に近くを通った時には、二棟あったうちの一棟は既に無く、残りの一棟も取り壊し工事中でした。

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五木寛之さんが住んでおられた東山荘

本多の森ホール

兼六園野球場、現在は本多の森ホールが見えてきます。ここの紅葉、好きです。

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本多の森ホール

すぐ横に弓道場があり、ちょっと歩けば石川県立能楽堂

紅葉をバックに“杜若”を舞う銅像も良い雰囲気です。

この辺りは、金沢、金沢しています。

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弓道

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石川県立能楽堂

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石川県立能楽堂(杜若の銅像

石川県立歴史博物館

石川県立歴史博物館付近では、この眺めが好きです。

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石川県立歴史博物館

それと建物の裏にあるこの一本。レンガに映えますね。

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石川県立歴史博物館

石川県立美術館の裏

少し表通りから外れて裏道を。

国立工芸館の前を通り、石川県立美術館の裏へ回ります。

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国立工芸館

紅葉も綺麗ですし、金沢21世紀美術館を見下ろせる場所もあります。

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石川県立美術館の裏の紅葉

加賀藩筆頭家老 旧本多家の上屋敷があった場所ですから、恐らく立派な木々もその当時からのものでしょう。

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金沢21世紀美術館の眺め

私たちが綺麗な紅葉を楽しんでいる傍らでは、係の方々が落ち葉を集めています。

この時期、公園や街路で落ち葉の詰まった袋を見かけます。狭い自宅の庭の落ち葉でさえ大変です。係の方々に感謝。

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落ち葉を集めた袋

金澤神社、成巽閣

ここから一旦バックして大乗寺坂へ向かいます。

途中、金澤神社も好きなスポットです。放生池に映える紅葉と紅い実。

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金澤神社(放生池から)

大乗寺坂方向へ向かいつつ、成巽閣で立派な松と紅葉のコラボをチラ見。

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成巽閣

これからが佳境ですが字数も増えました。次回へ続きます。

金沢の建物巡り ”軍都” 金沢の記憶

金沢観光

秋の旅行シーズンですね。

観光客のイメージする金沢市の建物は、

城下町の象徴としての金沢城や、

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金沢城(春の石川門)

武家屋敷の土塀、

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武家屋敷の冬支度(こも掛け)

そして茶屋街の建物ではないでしょうか。

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ひがし茶屋街

幸いにも戦災や大きな災害のなかった金沢には、江戸時代だけでなく、明治、大正、昭和の建物が残っています。勿論、平成、令和の建物も、です。

軍都 金沢

日本海を挟んで清、露と対峙

明治時代、日清戦争日露戦争が示すように、日本は日本海を挟んで中国(清)・ロシアと対峙していました。

ん? 昨今も似たような話が………。

逆さ地図

富山県発行の南北を逆転させた地図「環日本海諸国図」(通称:逆さ地図)が評判となっていました。ご存知の方も多いのではないでしょうか。

逆さ地図の販売は1995年12月に始まったそうですが、今でもコンスタントに売れているようです。

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逆さ地図(出典:日本経済新聞 WEBサイト)

www.nikkei.com

この地図を見れば、日本海側の金沢が要衝だったことをお分かりいただけると思います。

軍事拠点

その結果として、旧陸軍の第九師団や歩兵第七連隊が置かれた日本海側の金沢は間違いなく “軍都” でした。

今回は城下町 金沢とは趣を異にした、陸軍省に関係した金沢の建物を巡りたいと思います。

金沢城

城下町としての金沢の象徴である金沢城

ブラタモリでも「石垣の博物館」と紹介された江戸時代の城です。

hanspotter.hatenablog.com

そんな金沢城内にも旧陸軍省の痕跡が残っています。

煉瓦造りのトンネル

例えば、保管庫として使われていた煉瓦造りのトンネルがあります。

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金沢城内の煉瓦造りのトンネル

桐木憲一さん原作の「金沢シャッターガール」で知りました。

hanspotter.hatenablog.com

この「金沢シャッターガールで巡る金沢」の内容の一部に、今回加筆、編集してこのブログを書いています。

因みに金沢を舞台にした桐木憲一さんの原作には、金沢の人間でも知らないようなことも書かれています。

勿論、定番の観光スポットも紹介されていますので、コミックですが金沢の観光ガイドブックとしての利用も可能…かも。

陸軍省の管轄

金沢城は明治から先の大戦まで旧陸軍省の管轄でした。

明治42年昭和5年金沢城近辺の地図です。

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明治42年金沢城近辺(「今昔マップ on the web」より )

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昭和5年金沢城近辺(「今昔マップ on the web」より)

今昔マップ on the web:時系列地形図閲覧サイト|埼玉大学教育学部 谷謙二(人文地理学研究室)

金沢城内に、師団司令部や旅団司令部の地図記号が描かれています。

下記の地図記号を参考に探してください。

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関連する地図記号

陸軍省が管轄している間に、軍施設の建設や火事で、藩政時代から金沢城に存在していたものが かなり失われてしまいました。

今となれば勿体ない話です。が、それは置いといて。

第六旅団司令部

城内に第六旅団司令部の建物(明治31年、1898年竣工)が残っています。旧陸軍の典型的な建物です。

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第六旅団司令部の建物

建物の前には藩政時代の門(切手門)が現存。

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第六旅団司令部前の切手門

二の丸への出入りに切手(通行手形)が必要だったため、切手門と呼ばれていた門です。

門番が切手を検めている姿を想像してください。社員証で入退室を管理している、現代の出勤風景と重なりますね。

鶴丸倉庫

同じく金沢城内の土蔵。藩政時代、嘉永元年(1848年)に建築された鶴丸倉庫は、国指定の重要文化財です。

この倉庫も旧陸軍の被服庫として使われていました。

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鶴丸倉庫

金沢城

赤レンガミュージアム

兼六園の近く、いしかわ赤レンガミュージアムとして利用されている三棟の煉瓦造りの建物は、旧金澤陸軍兵器支廠の建物でした。

明治42年(1909年)、大正2年(1913年)、大正3年(1914年)の竣工です。

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赤レンガミュージアム(石川県立歴史博物館・加賀本多博物館)

兵器・弾薬などの補給を管轄する部門の兵器庫でした。

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「旧金澤陸軍兵器支廠」説明板

第九師団司令部庁舎と金沢偕行社

旧陸軍の第九師団司令部庁舎と将校クラブの金沢偕行社(両方とも明治31年、1898年竣工)の建物は、赤レンガミュージアム横の国立工芸館として移築・利用されています。

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国立工芸館

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移築前の第九師団司令部庁舎と金沢偕行社

第九師団長官舎

旧第九師団長の官舎(大正11年、1922年建築)は、石川県立美術館広坂別館 石川県文化財保存修復工房として利用されています。

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旧第九師団長官舎

かつては “軍都” 金沢の象徴であった旧陸軍省の建物たちは、現在では美術館・博物館として再利用され、金沢の平和な町並みに溶け込んでいます。

城下町の建物巡りの合間に探してみるのも面白いですよ。

次回へ・・・。

「一億円のさようなら」で巡る金沢 ひやおろし編

一億円のさようなら

9月も残り一日。

コロナ禍で家飲みが多くなりました。

ひやおろし

“今年の石川県における「ひやおろし」の一斉蔵出しは九月八日だった。

(出典:白石一文. 一億円のさようなら.徳間文庫)”

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ひやおろし天狗舞

家で「ひやおろし」を飲んでいると、白石一文さんの「 一億円のさようなら」を思い出しました。

ひやおろし」とは…。

白石一文さんの原作から引用します。

“「ひやおろし」というのは春先に火入れ(加熱殺菌)した新酒をひと夏寝かせ、二度目の加熱殺菌をしない「冷や」のまま樽に「卸して」出荷する酒のことをいう。

(出典:白石一文. 一億円のさようなら.徳間文庫)”

ボジョレーヌーヴォーのように解禁日が決まっている日本酒です。

一億円のさようなら

昨年(2020年)の9月27日から11月15日まで、8回に渡って放送されたNHK BSプレミアムドラマ「一億円のさようなら」。

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一億円のさようなら(NHK Webサイトより)

ドラマでは、上川隆也さん演ずる主人公、加能鉄平の故郷が舞台でしたが、直木賞作家 白石一文さんの原作では金沢市が主な舞台となっています。

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一億円のさようなら(白石一文. 徳間文庫)

金沢の町が詳しく紹介され、石川の食が随所に登場し、地元の人間にとってはとても嬉しい内容の小説です。

勿論、石川の美味しいお酒、そして、ひやおろしも登場します。

昨年の9月から11月にかけて、原作で金沢巡りのブログを書きました。個人的な事情(10日ほどの入院)のため中途半端になりました。

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日本酒を避けていた頃

実は、私が日本酒を好んで飲みだしたのは20代も半ばを過ぎた頃からです。

新入生歓迎コンパ

理由は単純。学生時代に原因があります。

大学時代の新歓コンパ。

大学近くの飲み屋の二階。宴が進み、酔いが回ってくると一気飲みの開幕です。

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一気飲み(イラストAC)

一気飲み三段活用

薬缶で直接温めた酒と、ビールやらウィスキーやらをごちゃまぜに注ぎ入れての一気飲み。

最初はコップ、そして丼、最後は洗面器。一気飲みの三段活用です。

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薬缶に直接お酒を入れて温めます

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コップ→丼→洗面器(一気飲み三段活用)

アルコールに強い体質だったのか、私はそれほどの被害はありませんでしたが、戻す新入生が続出。幸い、救急車や病院の世話になった者はいませんでした。

ベタベタした甘い酒

二次会は、居酒屋チェーンの養〇乃瀧。ここでも一気飲みの三段活用です。

これらの酒に共通していたのは、甘くてベタベタしていたこと、そして、とにかく安かったことです。味もベタベタ、コップを持った掌もベタベタでした。

(※ 随分過去の話ですから、今ではそうじゃないと思いますが)

それ以来、自ら日本酒を飲むことは20代半ば過ぎまでありませんでした。飲むのはウィスキーやワインが殆どでした。

美味しい日本酒

菊姫 大吟醸

25歳を過ぎた頃、富山出身の職場の先輩が大事そうに一升瓶を抱えてきました。

「この酒、凄いぞ!」菊姫大吟醸でした。

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菊姫醸造元のWebサイトより)

この日を境にお酒を飲むようになりました。「美味しんぼ」は連載開始前です。

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一番右が菊姫 大吟醸(出典:美味しんぼ

お歳暮

「あのお酒が美味しい」と軽々に口にしたものですから、連れの実家から菊姫大吟醸の一升瓶が毎年のお歳暮で届くようになり、嬉しいやら、恐縮するやら。

「あれこれ選ばなくても良いから楽ですよ」と連れの実家。私に気を遣わせないための心配りの言葉ですね。m(_ _)m

最近は…

昨今は、年齢も年齢ですし、また、新型コロナウイルス対策で,皆で集まっての飲食を避けていることもあり、720ml(四合)瓶を飲むことが多くなりました。

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今日の品揃え(手取川、宗玄、菊姫、農口)

“新潟や富山にもひけを取らない白山水系という上質の水脈を持ち、米どころとしても知られる石川県には銘酒の蔵元が多数存在する。加賀といえば「天狗舞」や「手取川」、「菊姫」などが全国的な銘柄として知られているが、ほかにもうまい酒がたくさんあった。

(出典:白石一文. 一億円のさようなら.徳間文庫)”

大手日本酒メーカー(誰でもCMで一度は名前を聞いたことがある国内トップクラスの酒造業)の営業担当者が、「金沢では(販売に)苦労しています」と、正直に話していたのを思い出しました。

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天狗舞手取川菊姫、常きげん(醸造元のWebサイトより)

加能鉄平、いや、白石一文さんにここまで褒めていただいた石川県の酒です。

さぁ、どれを飲もうか。

ひやおろし、再び

10月半ば

“四校記念公園のモミジバフウの並木も色づき始めた十月半ばの日曜日。

(出典:白石一文. 一億円のさようなら.徳間文庫)”

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四校記念公園

10月半ば、加能鉄平は木蓮の板長、櫛木穣一と菊助で飲んでいます。

鉄平が小松空港に降り立ったのが2月7日。初めて木蓮を訪ねたのが3月1日。はちまき寿司の開店から四カ月半経っています。

ひやおろしをぬる燗で

“暑い夏のあいだ、 ひんやりとした酒蔵でじっくりと熟成させた「ひやおろし」は、地元の人にとっては加賀・能登の秋の豊かな食材に欠かすことのできない相棒であるようだ。 出荷直後のひやおろしが「夏越し酒」、秋も深まったところで飲むのが「秋出し一番酒」、そしてさらに熟れ切ったものを「晩秋旨酒」と業界では 呼んでいるらしい。

(出典:白石一文. 一億円のさようなら.徳間文庫)”

加能鉄平と木蓮の板長が飲んでいるのは、

“今日は「常きげん」のひやおろしをぬる燗で飲んでいる。

板長によれば、ひやおろしの一番は「常きげん」なのだそうだ。「このひやおろしは酸味とうまみの〝 間合い〟が抜群なんです」 とのこと。

(出典:白石一文. 一億円のさようなら.徳間文庫)”

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ひやおろし(常きげん)

秋が深まり雪吊りの準備が始まる頃にでも「常きげん」をぬる燗で飲んでみよう。

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徽軫灯籠と紅葉(兼六園

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夜の徽軫灯籠と雪吊り(兼六園

あては勿論、新鮮な魚介で・・・。

“金沢は、魚にしろエビにしろカニにしろ種類と鮮度が抜群で、東京どころか博多と比べてさえ一枚上手の感がある。

(出典:白石一文. 一億円のさようなら.徳間文庫)”

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寒ブリ、あまえび、加能ガニ(©石川県観光連盟)

カップヌードル発売50周年

カップヌードル発売50周年

50歳の誕生日

1971年(昭和46年)9月18日。50年前の今日、カップヌードルが発売されました。

今日はカップヌードルの50歳の誕生日です。

もう半世紀も前なんですね。

www.nissin.com

www.cupnoodle.jp

学生時代は勿論、社会人になってからもお世話になりました。

当時の値段

当時の価格は100円。

うどん、蕎麦、ラーメンなどの麺類が100円~120円だった時代ですから、かなり高めの値段設定です。

カップヌードルの自販機

当時、写真のような自販機を彼方此方で見ました。

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自販機(出典:日清食品グループWEBサイト)

安藤百福クロニクル | 日清食品グループ

ここからは遠い、遠い記憶です。

購入したカップヌードルの包装フィルムを剥がし、セットしてボタンを押します。

注射針をとても太くしたような先っぽから お湯が注入されます。

そして、3分待って「いただきます」。

ところが、自販機に備え付けられているフォークが切れていることも多々あり、バイト先での夜食時に悔しい思いも…。

日本マクドナルド1号店

マック1号店も半世紀前

同じ年の7月20日に、日本マクドナルドの1号店が銀座三越に開店しています。日本マクドナルドも50周年です。

日本マクドナルドが二ヵ月お兄さん。社長はあの藤田田さんです。


www.youtube.com

宮崎美子さんの記念CMもありましたね。


www.youtube.com

当時の価格

当時は1個80円。この値段も中々です。まぁ、銀座三越の一階ですから。

立ち食い、歩き食い

NHK連続テレビ小説まんぷく

この二つの発売に関して思い出すのは、2018年後期のNHK連続テレビ小説まんぷく」です。

日清食品創業者夫婦をモデルにしたドラマですから、カップヌードルと思われる「まんぷくヌードル」が登場します。

www6.nhk.or.jp

お行儀が悪いわ

まんぷくヌードルをホコ天歩行者天国)で販売するにあたり、夫婦の母親役、松坂慶子さん演ずる鈴さんが「立ち食いなんて、お行儀悪い」と言っていました。

朝ドラで描かれたような、ホコ天でのカップヌードル歩き食いは一時的なものでした。

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カップヌードル(出典:日清食品グループ WEBサイト)

安藤百福クロニクル | 日清食品グループ

一方、常設店のマクドナルドに関しては、イートインスペースが無かったか、もしくは狭かったためか、歩き食いしている人の記憶が残っています。ドライブスルーはない時代でした。

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マクドナルドの日本1号店(出典:日本マクドナルド WEBサイト)

私の親も「まんぷく」の鈴さんと同じでした。「立ち食い」は「みっともない」と常日頃から注意されていました。

立ち食い

勿論、古くから立ち食い蕎麦などの文化がある日本です。

今思えば「立ち食い」ではなく、食べながら歩く「歩き食い」のことを戒めていたのだと気付きました。

歩き食い

屋台などの決まった場所で「立ち食い」するのであれば、食べた後の容器なども返却できますし、ゴミ箱も備え付けてあるでしょう。

ところが「歩き食い」ではそうはいきません。

食べ終わった後、包装紙や容器などを道端に捨てる人もいるでしょうし、他の人の服を汚したり、串焼きの串で傷つけたりすることもあるでしょう。

例えば、下のイラストのような食べ物を「歩き食い」、それもニ、三人並行して「歩き食い」された日には堪ったもんじゃありません。

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歩き食い(出典:イラストAC)

飲食禁止の貼紙があっても平気な人もいます。

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飲食禁止(出典:イラストAC)

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歩き食い(出典:イラストAC)

お子さんの「歩き食い」

特にお子さんの「歩き食い」では、危険性が高まると思います。

例えば金沢市内の観光スポットでは、近江町市場や茶屋街など、狭い通路の人混みの中での歩き食い、特にお子さんの歩き食いはハラハラ・ドキドキします。

実際、お子さんの持ったソフトクリームが溶けて、歩いてきた方の靴にベチャッと落ちたのを目撃したことがあります。

親御さんと言えば。自分たちも歩き食いに夢中で、お子さんは眼中にないようです………。

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イメージ(出典:写真AC)

もっとも、コロッケの入った袋から、コロッケの衣をポロポロこぼしながら歩いている若いカップルもいましたので、一概に子供だけとは言えませんが…。

日本人らしい戒め

そういった「他人へ迷惑をかける行為」に対し、日本人は「行儀が悪い」、「みっともない」といった言葉で婉曲に戒めていたのでしょうね。

勿論、食べ物のせいではありません

勿論、食べ物が悪いのではありません。根本にあるのは個々人の認識、考え方ですね。

 

カップヌードル発売50周年。過去のブログを要約したような内容になりました。

hanspotter.hatenablog.com

この時代を同時進行で、東京で暮していた私は当然50周年どころではありませんが。

1978年の太田裕美コンサート in 金沢

コンサートのプログラム

太田裕美さんのコンサート

1978年(昭和53年)8月16日に、金沢市の石川厚生年金会館(現在の本多の森ホール)で催された、太田裕美さんのコンサートプログラムが出てきました。

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コンサートのプログラム

父に感謝

以前のブログに書きましたが、家の中からレコードのシングル盤や古い雑誌の切り抜きなどが出てきました。亡くなった父が保存してくれていたものです。

 この齢になると思い出深いものが多く、父に感謝です。

プログラム

今回のプログラムもその中の一つです。

二ヵ月前のブログに登場したような安っぽいものではなく、表紙、裏表紙を含めると64ページもあるA4版の立派なプログラムです。

hanspotter.hatenablog.com

流石、主催が慶應義塾大学石川県学生会だけあります。

広告には懐かしい企業名も

交通遺児チャリティと銘打ったコンサートで、64ページ中36ページ相当が地元の協賛企業の広告、そして主催の慶応義塾大学関連が11ページ相当を占めています。

プログラムに沿って内容を紹介していきますが、大部分のページに広告が掲載されています。

金沢の方だと、掲載された広告に懐かしい企業名などを見つけることが出来ると思います。

コンサート

コンサートの概要

プログラムの表紙には、「KEIO CHARITY FESTIVAL WITH HIROMI OHTA(慶應チャリティフェスティバル 太田裕美と共に)」の文字が。交通遺児チャリティです。

昭和44年を最初にこの年で10回目のようです。

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チャリティフェスティバル 10年の歩み(つる幸、つる家の広告)

坂本九さんが第一回目。他にはベッツイ&クリス、ガロ、ペドロ&カプリシャス等々。この当時を知っている方だとお分かりになると思いますが、中々の顔ぶれです。

この中でダークダックスが二度出演しているのは、全員慶應義塾出身だからでしょう。

そして10回目の1978年(昭和53年)8月16日は、太田裕美さんです。

コンサート会場 

コンサート会場の石川厚生年金会館(現在の本多の森ホール)は、コンサート前年の1977年(昭和52年)5月1日に完成したばかりです。

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石川厚生年金会館(現在の本多の森ホール

兼六園野球場の跡地に、球場のアールを活かした黒川紀章さんの設計です。

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兼六園野球場の頃の航空写真

プログラム

太田裕美・プログラム

慶應義塾の塾長挨拶から始まり、

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慶應義塾塾長挨拶

石川県三田会会長、慶應義塾大学石川県学生会代表の挨拶のページが続いた後「太田裕美・プログラム」が見開きで現れます。

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太田裕美・プログラム

作詞が松本隆さん、作曲は筒美京平さんの曲が並んでいる間に、太田裕美さん自作の曲も入っています。

木綿のハンカチーフ 作詞:松本隆、作曲:筒美京平の黄金コンビ

ん? あの曲がない…!? と思ったら次ページにありました。

「トリ」です。

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太田裕美・プログラム

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太田裕美・プログラム(拡大しました)

1975年(といっても12月)リリース、作詞が松本隆さん、作曲は筒美京平さんの黄金コンビのヒット曲、「木綿のハンカチーフ」です。

故郷を離れた学生や社会人。

松本隆さんの歌詞に自分を重ね合わせた方は多いと思います。私もその一人で、とても印象に残っている曲です。

太田裕美・プロフィール

デビュー四年目、「木綿のハンカチーフ」のヒットから三年目の太田裕美さんのプロフィール紹介です。

初々しい写真とサイン。次にプロフィール。

当時のプロフィールに沿って進めます。

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太田裕美・プロフィール(写真とサイン)

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太田裕美・プロフィール(ポケベルの広告が懐かしい)

好きなスター

アラン・ドロン。私の年齢でも、1960年の「太陽がいっぱい」はビデオです。


www.youtube.com

「D’urban, c’est l’élégance de l’homme moderne.」のCMは格好良かったですね。


www.youtube.com

好きな歌手

森山良子、井上陽水ビートルズ、エルトンジョン、ロバータフラック、ジョージベンソン、スティーヴィー・ワンダー…。

勿論、全部知っていますし、聴いたこともあります。そしてレコードも何枚か。

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LP(井上陽水ビートルズ
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LP(ロバータ・フラックスティーヴィー・ワンダー

愛読書 

フレデリック・フォーサイス全作。

映画もヒットしましたし、観ました。

1973年の「ジャッカルの日」。

フランスのド・ゴール大統領をターゲットとした暗殺計画と、それを阻止しようとする側の攻防。

1974年の「オデッサ・ファイル」。

主演はアンジェリーナ・ジョリーのお父さん、ジョン・ヴォイト

彼を最初に観たのは「真夜中のカーボーイ」でした。


www.youtube.com

サイズ

プロフィールには、身長、体重は勿論、スリーサイズから靴のサイズまで。

時代が違います。

太田裕美・レコードリスト 黄金コンビの作詞・作曲

先ず、太田裕美さんの写真です。

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太田裕美・レコードリスト(写真)

写真の次のページが当時のレコードリスト。

作詞が松本隆さん、作曲は筒美京平さん。黄金コンビの曲がズラリと並んでいます。

このリストでは「失恋魔術師」の作曲だけは吉田拓郎さんです。

 

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太田裕美・レコードリスト

協賛企業の広告

広告で甦る金沢の思い出

ここからは、広告掲載企業絡みの当時の金沢の思い出が続きます。

広告のサイズは1頁、1/2頁・・・1/8頁。

喫茶ヒルトン

表紙を捲って最初に載っているのは「喫茶ヒルトン」の1頁広告です。

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喫茶ヒルトンの広告

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チケット半券の表と裏

チケットの裏面にも広告を出していますので、かなりの広告代ですね。

所在地は金沢ビル地下道と金沢ビルB3の二段書き。

当時の住宅地図を見ると、確かにヒルトン、ニューヒルトンが載っています。

金沢ビル。2017年3月末で営業を終了した、旧金沢都ホテルのビルです。

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旧金沢都ホテル(出典:都ホテルWEBサイト)

金沢都ホテル<2017年3月閉館>

今では金沢駅正面で更地となっています。

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旧金沢都ホテル跡の更地

喫茶ヒルトン。実は私は利用した記憶がありません。このビルでで利用したことがある喫茶店は、確かティーランドだった………筈。

今では地下街は無いに等しい金沢駅ですが、当時はロキシーなどの映画館を初め、駅と駅前のビルとが地下で繋がっていたので結構賑やかでした。

自動車ディーラー

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自動車ディーラーの広告

この会社名は今では存在しません。それより、広告に掲載されている自動車のスタイル。

43年前です。

サンテラス・ユニー

サンテラス・ユニー。現在のアピタ金沢店です。

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サンテラス・ユニー(現在のアピタ金沢店)の広告

モデルの女性の髪形や化粧などに時代を感じますが、広告に掲載されている建物の写真。今もこの建物のような…。

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サンテラス・ユニー(現在のアピタ金沢店)

大和

裏表紙は、地元のデパート、大和百貨店の1頁広告です。

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大和デパートの広告

この当時は、地元金沢の本店のほか、新潟県に三店舗(新潟店、長岡店、上越店)、富山県に二店舗(富山店、高岡店)の六店舗を有し、地方百貨店の雄とまで言われていました。

リーマンショック後、競争激化で収益が悪化し、2010年には新潟県の三店舗(新潟店、長岡店、上越店)と石川県の小松店(1998年に出店した店舗)の計四店舗を閉鎖。更に2019年に富山県の高岡店も閉鎖し、香林坊店(本店)と富山店の二店舗としました。

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大和香林坊店

大和デパートに限らず、地方デパートの閉店や大手デパートの撤退が相次いでいるようです。

百貨店が消えた街も増えています。Wikiで確認を。

ja.wikipedia.org

茶店

見開きで喫茶店を中心とした地図がありました。協賛企業ですね。

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協賛企業の地図

茶房 犀せい、グラスホッパー、禁煙室など懐かしい名前があります。

ただ、金沢を離れてかなりの年数が経過した頃なので、私の知らない名前もチラホラと。

もっきりや、VIE VOGUE(ヴィヴォーグ)、ヨーク

コンサートの何年か前まで、帰省時に通っていた、もっきりや、VIE VOGUE(ヴィヴォーグ)、そして片町の牡丹堂のあったビルの2Fにあったヨークなどが載っていないのはやや寂しい。

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もっきりや

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VIE VOGUE(ヴィヴォーグ)のあった建物

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ヨーク(日銀裏へ移転後)

エスカルゴ

因みに、牡丹堂カメラのあったビルの地下にはエスカルゴというバーテンさんだけのバーがあり、ここでウイスキーの種類や様々なカクテルを教えてもらいました。カウンターにはバーの歴史を物語る大きな、とても大きな蝋燭がありましたね。

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片町(牡丹堂のビル=ヨークやエスカルゴのあった場所)

 純喫茶ぼたんと狸茶屋?グリル狸?

この地図の中で個人的に思い出があるのが、純喫茶ぼたんです。

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純喫茶ぼたんの広告

父に連れられて行った記憶がありますから、小学生の頃かな。純喫茶ですから小学生でもセーフでしょう。

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純喫茶ぼたん(出典:下記リンク)

www.derideri.jp

金沢へ帰ってきて知りましたが、ぼたんは閉店してポプラというコンビニになっていました。そのポプラも昨年(2020年)閉店。

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純喫茶ぼたん跡地にあった片町ポプラ(閉店前)

また、純喫茶ぼたんの真後ろはグリル狸だったか狸茶屋だったか。この店も父に連れられて行きました。美味しかった思い出が。

現在では小立野にあるグリルニュー狸がその味を引き継いでいるとのこと。

最後に

広告が掲載されているページをもっと載せれば、いろんな思い出が甦る方も多いと思いますが、字数も増えました。ここらで。