Hans Potterの日々

映画と音楽と本、そして食べることが好きなオジサンです。徒然なるままに…

JAZZの思い出

金沢 JAZZ STREET

今日、赤とんぼを見ました。

暑い日が続いていますが季節は秋へ向かっているようです。

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赤とんぼ(出典:イラストAC)

9月に開催される金沢JAZZ STREETも今年(2019年)で10年だそうです。尤も金沢へ帰って来てからですから、私は3,4回しか経験していませんが。

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金沢ジャズストリートのパンフレット

私の音楽の聴き方

「JAZZの思い出」、「金沢JAZZ STREET」。

JAZZという単語が続きます。

「ん?  JAZZ?」と警戒する方もいるかも知れませんね。

何度か書いていますが私はジャンルに関係なく音楽を聴いています。

クラシックだけ、JAZZのみ、日本人なら演歌だろ、等々の聴き方はしていません。
自分が好きだと思うものを聴いています。

好きな音楽の思い出も何度かブログに書いていますが、いろんなジャンルに手を伸ばしています。

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レコードの思い出

BLUE CITY - 鈴木勲

わが家には、どうしても処分できなかった思い出のレコードが100枚ほど残っています。

勿論、JAZZのレコードも何枚も残してあります。

そんなレコードの中の1枚、「BLUE CITY」。

演奏はSUZUKI ISAO QUARTET +1 (鈴木勳、 渡辺香津美、井野信義、小原哲次郎に菅野邦彦を加えた五人編成) のレコードがあります。

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レコードです

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レコード裏面

ある日、このアルバムの “Play Fiddle Play” を従兄弟の部屋で聴きました。ベースのボウイングとオクターブのハミングのカッコ良いこと!!

後々、レコード店で探し購入したものです。


ISAO SUZUKI - Play Fiddle Play

レコードのビニール袋

このレコードを紹介したのは、決してレコードの内容のためだけではありません。

先ほどのレコードジャケットの写真、どこか変じゃないですか!?
レコードが入っているビニール袋の販売店ロゴに注目してください。“音のヨーロー堂”と印刷されています(ジャケット左側に縦に赤い字で印刷されています)。
ご存知の方も多いと思いますが、浅草雷門のすぐ近くにある老舗レコード店です。ほぼ演歌の専門店と言ってもよいレコード店です。

asakusa.cc

そのレコード店のビニール袋にJAZZのLP。「?????」です。
他のレコードのビニール袋と入れ間違えたのかも………?
音楽のジャンルは問わない私ですが、演歌のレコードを買った記憶はありませんので、“音のヨーロー堂” のビニールの袋。

過去の私は一体全体何を買ったんだろう。記憶が途切れています。

JAZZの記憶

ここからJAZZに関しての思い出を。

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高校時代

ヨーク

従兄弟の影響でJAZZを齧り始めた高校時代。

従兄弟の部屋で聴いたLPの中で、気に入ったものを買っていました。

先ず買ったのがチック・コリアの「Return to Forever」。先程の「BLUE CITY」もそうです。

当時の金沢のJAZZ喫茶。高校生の鼻たれ小僧は、片町にあったころのヨークしか知りませんでした。牡丹堂カメラのビルの2階にありました。

壁を背にした薄暗い席で、まるで修行僧のように押し黙ってJAZZを聴いていたものです。コーヒーの注文とリクエスト以外に声帯を使うことはありませんでした。勿論、小声で。

カウンターには、現在スピーカーから流れているレコードのジャケット。

そっと席を立ってカウンターに近づき、レコードジャケットの裏表を眺めては、したり顔で頷いて席へ戻る、という行動を繰り返していました。

思いだすと恥ずかしくて顔が火照ります。JAZZに詳しい方が見ていれば噴飯物の行動だったでしょう。

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現在の日銀裏のヨーク

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昔のヨークはこの辺り(片町きららの横)

大学時代

新宿ピットイン

大学生になって金沢を離れ東京へ行きましたが、東京のJAZZ喫茶も似たり寄ったり。
そんなある日、友人に誘われて新宿ピットインへ行きました。上京したばかりの田舎者は山下洋輔の演奏に度肝を抜かれたものです。

新宿ピットインが、まだ、紀伊国屋の後、伊勢丹近くにあった頃です。

もっきりや

ある夏、金沢へ帰省した時に同じ友人に連れられて行ったのが柿木畠のもっきりやでした。もっきりやも開店して何年も経っていないとのこと。それまで知らなかった店でした。
それ以降、度々訪れた思い出の多い店です。

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もっきりや

当時通っていた店

高校時代、そして大学で帰省したときに通っていたのは、金沢ではもっきりやと片町にあったころのヨークや、木倉町のVIE VOGUEでした。

東京に戻るとDIGやDUG、新宿ピットイン、渋谷のジァン・ジァン、吉祥寺のぐゎらん堂など、音楽ジャンルの区別なく通っていました。

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VIE VOGUEのあった場所。煉瓦が記憶に…

hanspotter.hatenablog.com

この中で残っているのは、金沢ではもっきりやと移転したヨーク。東京では移転した新宿ピットインだけかな。(DIGやDUGは、大学卒業後御無沙汰したので、情報不足です。)

時の流れを感じます。

ケルンコンサート - キース・ジャレット

JAZZ喫茶から足が遠のいていた時期がありました。
どの店へ行ってもかかっている曲が同じだった時期です。

ある年代のJAZZ好きの方には記憶・経験があると思いますが、キース・ジャレットの “The Köln Concert” (ケルン・コンサート)です。
嫌いではありませんが朝から晩まで同じ曲ばかり。流石に食傷気味になります。
店によっては「“The Köln Concert” (ケルン・コンサート)のリクエストお断り」の貼紙もありましたから、私と同じ思いの人も多かったのかな。

家ではJAZZも聴いていましたが、しばらくの間、JAZZ喫茶から遠ざかっていました。

金沢の音楽事情

話が随分飛びましたが、ラ・フォル・ジュルネ金沢から発展した風と緑の楽都音楽祭、金沢JAZZ STREET、金沢アカペラ・タウン。

それに金沢らしい能の観賞会 観能の夕べ。

古今東西の "音" が揃っています。

www.gargan.jp

音楽好きにはたまらない町になっています。