映画「ゼロの焦点」の記憶
今朝の金沢は大雪?
今朝(2022年2月22日)の雪かきに疲れた方は多いと思います。私もその一人です。
「大雪?」と「?」を付けたのは昔の映画を思い出したからです。
ゼロの焦点
松本清張の小説を映画化した「ゼロの焦点」が公開されたのは1961年(昭和36年)。今から60年ほど前です。勿論、私もビデオで観た世代です。
原作:松本清張、監督:野村芳太郎、脚本:橋本忍、山田洋次、音楽:芥川也寸志。
名作と言われる「砂の器」と同じです。
この映画は、原作の舞台設定とほぼ同じで、金沢でもロケが行われています。
金沢で最深積雪181㎝を記録した、1963年(昭和38年)の38豪雪の二年前です。
ごく普通の積雪の年だと思いますが、映画に登場する金沢の積雪の多いこと。
記憶を辿ると、確かに幼い頃はもっと、もっと雪が多かったと思います。
映画に登場する雪のシーン
映画「ゼロの焦点」に登場するシーンで、当時の金沢市では当たり前だった積雪をご覧ください。
南町
金沢市の金融街、南町です。道行く車はチェーン装着。融雪装置(消雪パイプ)は勿論、スタッドレスタイヤも無い時代です。
現在のこの辺りです。
主計町
続いて、金沢三茶屋街の一つ主計町。ごく当たり前に雪が積もっていますね。
後方では町内の方々が雪かき中。
現在の主計町。
神明宮の裏通り
次は、野町の神明宮の裏通り。ここもごく当たり前に雪が積もっています。
現在の同じ場所。
現在の同じ場所。
鶴来へ向かう道
最後は、金沢市郊外の鶴来へ向かう道です。
現在の同じ場所。
金沢市の今朝の大雪
大雪警報だった今朝の金沢市の積雪は37㎝。
映画を観ると、積んである雪の量はとても多いですね。
駐車スペースが増えて、側溝がグレーチングで覆われた今と違って、雪を積む場所も沢山あったでしょうが、建物の出入口以外は全て雪の山です。
積雪は減っても大雪と感じる理由
現在では積雪は減っているし、融雪装置(消雪パイプ)は増えているし、重機も除雪にフル稼働しています。なのに何故大雪だと感じるのでしょう?
雪の捨て場が減ったこともありますが、昔は町内総出で雪かきをしていました。
ここが一番違うかな。
今朝雪かきをしていて思い出した、取り留めのない話でした。
「ゼロの焦点」は過去に何度かブログにしました。ご参考までに。