Hans Potterの日々

映画と音楽と本、そして食べることが好きなオジサンです。徒然なるままに…

金沢の秋を駆け足で

風雨で散ったモミジ

この数日の風雨で、庭のモミジはあっという間に落葉。ドウダンツツジニシキギの落葉も早まっています。冬の訪れです。

去り行く秋を惜しみつつ、金沢市の秋を駆け足で巡ってみます。

全国各地の紅葉

その前に。

全国各地に紅葉の名所があり、何処も自慢するだけのことがあります。

桜の名所と同じですね。

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全国の紅葉

金沢の秋を駆け足で

二年半前の2019年4月に「金沢の桜を駆け足で」というブログを書きました。

hanspotter.hatenablog.com

今回は「金沢の秋を駆け足で」です。

一斉に咲き始める桜と違い、紅葉狩りのタイミングは難しく、行って見ることができた場所、かつ、私が個人的に好きな紅葉だけです。決してランキングではありません。ほかにも紅葉が綺麗な場所は沢山あるでしょうし…。

また過去の写真もありますので悪しからず。

石川県の紅葉

金沢の紅葉へ移動する前に、石川県の紅葉を少しだけ。

他にも写真は沢山ありましたが、字数、写真枚数もありますので、お許しを。

白山白川郷ホワイトロード

今年は、11月11日で有料区間冬季閉鎖となった白山白川郷ホワイトロード

写真は10月下旬のものです。標高差がありますので、紅葉の見ごろには早かったのか遅かったのか。

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白山白川郷ホワイトロード

那谷寺

次は、那谷寺。

松尾芭蕉が「石山の石より白し秋の風」と詠んだお寺です。

特に奇岩を背にした紅葉、綺麗ですよ。

後ろの岩を見ていると、シミュラクラ現象の発現する場所です。

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那谷寺

金沢の秋

さて、ここから金沢の紅葉です。

個人的に好きな紅葉

山一面が燃えるような紅葉も好きですが、齢と共にワンポイントの紅葉が好きになってきました。常緑樹の緑の中に恥じらうような一点の紅葉。正に紅一点です。

金沢は武家文化が色濃く残った町です。能や茶道が盛んな町です。基本的には “侘び・寂び” が根底にある町だと思います。

個人的な意見ですが、金沢の中心部にある古くからのお宅や兼六園などの作庭コンセプトは、やはり “侘び・寂び” が基本でしょうね。 

そのためか、金沢市内では、門被りや見越しに、手間暇のかかる松を使ったお宅をよく見かけます。

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松を中心とした作庭

そんな町で育ったため、個人的には “一面が紅葉” に対しては、少しですが抵抗感があります。

じゃ、兼六園の山崎山(紅葉山)はどうなんだ、というご意見は御尤も。

これについては後ほど。

金沢の紅葉を順に

先ず、好きな散歩コースの一つ、小立野方面から兼六園方向へ歩を進めます。

五木寛之さん

突然、五木寛之さん。

作家の五木寛之さんは、金沢市、それも小立野のアパートに住んでおられたことがあります。小立野からトコトコと、金沢の中心部へ歩かれていたようです。

好きな散歩コースが、五木寛之さんが歩いておられた道程かも。

それだけです。スルーしてください。

ところで、小立野のアパートですが、三年ほど前に近くを通った時には、二棟あったうちの一棟は既に無く、残りの一棟も取り壊すんでしようね。

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五木寛之さんが住んでおられた東山荘

本多の森ホール

兼六園野球場、現在は本多の森ホールが見えてきます。ここの紅葉、好きです。

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本多の森ホール

すぐ横に弓道場があり、ちょっと歩けば石川県立能楽堂

紅葉をバックに“杜若”を舞う銅像も良い雰囲気です。

この辺りは、金沢、金沢しています。

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弓道

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石川県立能楽堂

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石川県立能楽堂(杜若の銅像

石川県立歴史博物館

石川県立歴史博物館付近では、この眺めが好きです。

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石川県立歴史博物館

それと建物の裏にあるこの一本。レンガに映えますね。

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石川県立歴史博物館

石川県立美術館の裏

少し表通りから外れて裏道を。

国立工芸館の前を通り、石川県立美術館の裏へ回ります。

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国立工芸館

紅葉も綺麗ですし、金沢21世紀美術館を見下ろせる場所もあります。

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石川県立美術館の裏の紅葉

加賀藩筆頭家老 旧本多家の上屋敷があった場所ですから、恐らく立派な木々もその当時からのものでしょう。

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金沢21世紀美術館の眺め

私たちが綺麗な紅葉を楽しんでいる傍らでは、係の方々が落ち葉を集めています。

この時期、公園や街路で落ち葉の詰まった袋を見かけます。狭い自宅の庭の落ち葉でさえ大変です。係の方々に感謝。

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落ち葉を集めた袋

金澤神社、成巽閣

ここから一旦バックして大乗寺坂へ向かいます。

途中、金澤神社も好きなスポットです。放生池に映える紅葉と紅い実。

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金澤神社(放生池から)

大乗寺坂方向へ向かいつつ、成巽閣で立派な松と紅葉のコラボをチラ見。

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成巽閣

これからが佳境ですが字数も増えました。次回へ続きます。