「金沢の秋を駆け足で」の三回目です。
前回までは下記のリンクです。
金沢21世紀美術館から、金沢市の観光スポットの定番 兼六園へ向かっています。
いもり堀の向こうに金沢城公園の木々も見えます。
兼六園
真弓坂から兼六園へ
兼六園の真弓坂が見えてきました。
運が良ければ雪吊りの作業も見学できます。
写真の左下後方に石垣と紅葉がチラッと。
ブラタモリでも紹介された金沢城の石垣の近く、石垣と常緑樹を背景に紅葉が舞っています。
お堀通り(百間堀通り)
金沢城の百間堀を埋め立てた道路を挟んで、兼六園と金沢城が向かい合っています。
以前はこんなお堀でした。
明治になって お堀は埋め立てられて道路に。電車も走っていますね。
現在の同じ道路です。紅葉ではなく桜の時期ですが。
石川橋からの写真も。
兼六園の紅葉
「金沢の秋を駆け足で」の一回目にも書きましたが、金沢は武家文化です。能や茶道が盛んな町ですので、基本的には “侘び・寂び” です。
兼六園も例外ではありません。手入れの難しい松を主体に作庭された兼六園。常緑樹の緑の濃淡を楽しむ、墨絵に通ずるような庭です。
紅葉する木々は少なく、水墨画の中の朱のような紅葉のアクセント。とても目立ちます。
山崎山
ところが、兼六園の山崎山、別名、紅葉山は、名前のとおり一面が紅葉です。
最初、作庭のコンセプトのあまりの違いを不思議に思ったものです。
三年前、2018年12月1日にブログを始めました。
その第一回目のお題が「晩秋の兼六園」。兼六園の紅葉が題材でした。
この疑問について、そして自分なりの答えらしきものは、このブログに書きました。
紅葉以外の兼六園の写真もあります。興味のある方は下のリンクです。
花梨の果実もありました
山崎山の近くで花梨(カリン)の果実を見つけました。紅葉だけに気を取られていると気付かないと思います。
兼六園を横断(縦断)して桂坂料金所から園外へ。
金沢城
石川門は裏門
石川橋、石川門を通って金沢城公園へ向かいます。
石川門の下の公園も冬支度が完了していますね。
観光スポットの石川門。立派な門と櫓ですが、実は搦手、裏門です。
極端な言い方をすれば、城から庭(兼六園)への裏木戸です。
金沢城の紅葉
金沢城の紅葉で、個人的に好きなのは橋爪門と橋爪門続櫓を背にした紅葉です。
それと、石垣の博物館、金沢城の石垣を彩る紅葉です。
繰り返しになりますが、あくまで私個人の趣味ですので。
玉泉院丸庭園、鼠多門、鼠多門橋
玉泉院丸庭園へ下りて来ました。平成27年3月に復元された庭園です。若い木々たちが綺麗に整備されています。
令和3年に140年ぶりに復元された鼠多門から鼠多門橋を通って尾山神社へ進みます。
尾山神社
観光客には神門が人気の観光スポットです。
神門は、建設当時に一悶着あったようです。
詳しくは過去のブログで。
旧金谷御殿の庭園
流石、百万石のお殿様の別宅、金谷御殿の跡地に建造された神社だけあります。庭園が素敵です。好きな場所です。
大手堀へ
尾崎神社
尾山神社を後にして右方向へ進みます。
尾山神社と一字違いの尾崎神社の朱の背後に紅葉。
黒門前緑地
黒門前緑地で高峰譲吉の実家 旧高峰家と、金沢地方検察庁旧検事正官舎前の紅葉を愛でて歩きます。明治時代に建てられた和モダンの建築物です。
大手堀
お堀が見えてきます。
大手堀です。金沢城を囲んでいた お堀は明治になって埋め立てられ、道路などに姿を替えました。唯一、大手堀だけが昔の面影を残しています。
お堀の石垣の上に映える紅葉。綺麗です。
春は桜、秋は紅葉が楽しめる素敵な場所です。
白鳥路
白鳥路も お堀を埋め立てた通路です。
自動車は通れませんので、金沢市民は抜け道として利用しています。
とても静かな通路です。途中、カラスウリを見つけました。
通り抜けると、そこは兼六園下。右側が石川橋と石川門。一周してきました。
鯰尾兜の前田利家像が迎えてくれます。
今日は12月1日。
金沢は昨夜から大荒れの天気です。とても先週まで紅葉を楽しんでいたとは思えない空です。
今回は、金沢観光の定番、兼六園と金沢城、そして尾山神社近辺を中心に紅葉めぐりをしました。
字数も増えました。次回は、中心部を少し離れると思います。