Hans Potterの日々

映画と音楽と本、そして食べることが好きなオジサンです。徒然なるままに…

夏にひっそりと咲く花

夏なんです

夏なんです

暑い日が続きます。

”ギンギンギラギラの夏なんです

(出典:はっぴいえんど、作詞:松本隆「夏なんです」)”

はっぴいえんど「風街ろまん」のLP

真夏の花々

散歩コースには、花々が真夏の暑さに負けじと咲き誇っています。

身近なアサガオ

アサガオ

ヒマワリ、

ヒマワリ

タチアオイ

タチアオイ

そしてムクゲ、等々。

ムクゲ

夏に咲く花には、ハイビスカスなど派手な花が多いですね。

ハイビスカス

ギラギラと真っ赤に燃える太陽に負けないためでしょうか。


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太陽に負けないほどギラギラした花々も好きですが、今回は地味な花についてのブログです。

夏に、ひっそりと、地味に咲く花々

引退してから、鳥の名前や草木の種類に目が行くようになりました。

NHKの朝ドラ、「らんまん」の主人公のように職業としない限りは、現役の頃の自分には費やす時間も精神的な余裕もありませんでした。

ここからは夏に派手に咲き誇る花の蔭で、初夏から夏にかけて、ひっそりと、地味に咲く花々について少し。

タマリュウの花と綺麗な実

先ずはグランドカバーとして重宝しているタマリュウです。

7月に入った頃から、タマリュウのとても地味な白い花が咲いていました。

こんな花です。

タマリュウの花

グランドカバーとして裏方に徹している上にこんなに地味な花。

花は地味ですが、冬になると綺麗な実が生ります。ただし注意して見ていないと見過ごしますが。

ラピスラズリの青。

金沢市の観光名所、兼六園は成巽閣の群青の間を連想する、とても綺麗で高価そうな瑠璃色です。

タマリュウの実

ムラサキシキブの花と紫の実

次は、ムラサキシキブ(もしくはコムラサキ)の花。

7月に入り、薄い紫色の小さな花が咲き始めます。

そして、この暑さの中、青い実が育ち始めます。(日本人特有の感覚で、青と緑の使い方が曖昧です。信号機の青信号と同じですね。)

実の出来始め

色付くと紫色に変身します。

紫色の実

秋には隣で咲いているヤブランと、紫の共演が楽しめます。

ヤブラン

紫の曲

ここで脈絡なく、紫の共演、競演、で思い出す曲。

Prince-Purple rain, 


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Jimi Hendrix-Purple haze,


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etc.

Deep Purpleというバンドも思い出しました。

千両、万両

話を戻します。

次は千両。こんな花です。

千両の花

秋から冬には赤い実。

千両の実

続いて万両。

千両、万両、と景気の良い名前が続きます。

万両の花も白い地味な花です。

万両の花

地味ですが、地面に散った花は意外と可愛らしい形状です。

万両の花

そして秋から冬に色付く赤い実。

万両の実

千両、万両とも新春を寿ぐ赤い実が綺麗です。

南天

千両、万両より少し早く咲くのが南天の花。

小さな目立たない花ですが、青い実が生り、秋から冬には赤く色付きます。

南天の花

青い実

赤く色付いた実

新春を寿ぐ縁起の良い植物たち

南天も ”難を転ずる” 縁起が良いとされる植物です。

冬の雪の季節、千両、万両、そして南天といった縁起の良い植物の赤い実が雪に映え、庭が紅白に彩られます。

雪に映える赤い実

そして鳥たちが…

白い雪に赤い実。目立ちますね。

餌の少ない冬。鳥たちには格好の餌場となります。

毎年やってくるヒヨドリ南天が好物らしく、南天の実が徐々に減っていきます。

段々減っていく南天の実

この子たちの餌場です

そして南天の実でお腹を満たした鳥たちの排泄物から庭の彼方此方に南天若木が。

循環していますね。

夏場以外の地味な花

ニシキギ

ここから夏に咲く地味な花以外に話が飛びます。

紅葉が綺麗なニシキギ

秋のニシキギ

春にこんな小さな花が咲きます。

ニシキギの花

そして紅葉に隠れてこんな赤い実が。

ニシキギの実

アオキ

年中青々とした葉のアオキ。

早春に面白い花が咲きます。

アオキの花

雄花と雌花があり、雄花の茶色の四片はガクだそうです。

レッドロビン

散歩コースにあるレッドロビンの生け垣。

赤い葉が綺麗です。

レッドロビンの生け垣

レッドロビンの赤い葉に隠れるように咲いている小さな花を見つけました。

レッドロビンの花

以上、取り留めがありませんが、夏の太陽の下でひっそりと咲く花々、そして発展して地味な花々についての観察日記でした。