レディ・プレイヤー1の地上波放送
楽しみ方
地上波で放送された「レディ・プレイヤー1」を観ました。
最初はSF映画として楽しみ、二回目からはスティーヴン・スピルバーグ監督のコミック、アニメ、ゲームなど、そして日本への愛情を楽しんでください。
登場するキャラクター
登場するアニメ、ゲームなどのキャラクターを説明するだけでも本を一冊出版出来そうです。何百という数字になるようです。
私の場合、そこまで詳しくないので、気付いたもの+テレビなどで紹介しているキャラクターしか分かりませんでした。
とても目立っているティラノサウルスやキング・コングを始めとすれば、
大部分の方は、「あっ、キティちゃん」、「バットマンだ」、
「デロリアンだ」「金田バイク!」などと、楽しんだことでしょう。
サウンドトラック
登場する有名キャラクターだけではありません。サウンドトラックの選曲も流石です。
初っ端に流れるVan Halenの「Jump」。先ず、これで魅きつけられます。
Van Halen - Jump (Official Music Video)
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」でも、主人公のマーティが宇宙人に化けて、父親にVan Halenを聞かせていましたね。
Tears For Fears、Prince、Bruce Springsteen。他にも、The Temptations、Earth, Wind & Fire、Bee Gees等々。とても、とっても懐かしく聴きました。
パーシヴァルがアルテミスと会うために服を選んでいる時に、マイケル・ジャクソンの真似をしていましたね。
Michael Jackson - Thriller (Official Video - Shortened Version)
アルテミスと会った後、パーシヴァルが選んだ曲は「Stayin’ Alive」…。
Bee Gees - Stayin' Alive (Official Music Video)
映画のこのシーンです。
近くにジョーカーとハーレクインもいましたね。
もう一年以上前になりますが、サタデー・ナイト・フィーバーのブログを書いたことがあります。
個人的にはこの頃のBee Gees、好きですね。
メカゴジラの登場シーンで「ゴジラのテーマ」もチラっと流れています。
映画へのオマージュ
既に幾つかの映画が出ましたが、映画好きな人だと「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズ、「エイリアン」、「ジュラシック・パーク」、「市民ケーン」、「ターミネーター2」、「サタデー・ナイト・フィーバー」そして「ガンダム」、「ゴジラ」、「AKIRA」等々。セリフやシーンで甦る思い出も多いことでしょう。
この子、「エイリアン」では、ジョン・ハートの胸を破って出てきましたね。
エイチのアバター、アイアン・ジャイアントの最後のシーン。シュワちゃんの有名なシーンが登場。
日本語で「俺はガンダムでいく」と言っているトシロウ(スティーヴン・スピルバーグ監督の三船敏郎へのオマージュです)のVRゴーグルに、「ガンダム」のカタカナが鏡文字で写っています。
因みにこのシーンは、ウルトラマンを予定していたとのことですが、版権の関係でガンダムになったそうです。
日本人なら、どちらでも良いと思います。
こんなことを書くと、それぞれのファンからブーイングが来そうですが、ハリウッド映画、それもスティーヴン・スピルバーグ監督作品に日本のヒーローが登場しただけで、個人的には満足です。
もう一度
この映画に登場するキャラクター、音楽、そして映画。
この時代を生きた私には堪らない作品です。
見る度に新たな発見があります。
シャイニング
「シャイニング」は、映画で流れるテーマ音楽ともに印象が強く、「レディ・プレイヤー1」の中でも、かなりの尺を取っていました。スティーヴン・スピルバーグ監督のスタンリー・キューブリック監督への思いでしょう。
237号室
有名な237号室のシーン。
「シャイニング」ではスイートルームらしき立派な部屋ですが、「レディ・プレイヤー1」では、入ったら目の前がバスルーム・ドアのチープな感じがする部屋でした。
ただし、細部に至るまでそっくり。バスタブの女性も似ています。
「シャイニング」ではバスタブから大胆な姿で登場します。まだご覧になっていない方はどうぞ。
ボールが転がって…
ボールが転がってきます。
「シャイニング」では237号室へ、「レディ・プレイヤー1」では双子の少女へと…。
双子の少女
有名なシーンですね。
エレベーターから血が…
これも有名なシーンです。
そっくりです。両脇の壁にかかっている絵が少し違うかな⁉️
タイプライターの原稿
「シャイニング」では、「All work and no play makes Jack a dull boy」とタイプされています。よく学び、よく遊べ!?
「レディ・プレイヤー1」ではカウントダウンの数字がタイプされていました。
集合写真
おまけ
「レディ・プレイヤー1」で、若きハリデーが SPACE INVADERS のTシャツを着ていましたが、「シャイニング」では、ダニーがAPOLLOのセーターで遊んでいました。
最恐のショット
「シャイニング」で、個人的に私がもっとも怖いシーンを。
有名なこのショットではありません。
これです。この表情です。
映画関係の記事によると、ジャックの奥さんウェンディ役 シェリー・デュヴァルのこの表情は、撮影期間中、スタンリー・キューブリック監督に精神的に追い詰められて演技をしていたためとのことです。う~ん、納得。
他の表情もどうぞ。
蛇足ですが、シェリー・デュヴァルは、実写版「ポパイ」のオリーブ・オイル役がピッタリでした。
スティーヴン・キングが嫌った映画
「レディ・プレイヤー1」の劇中でも触れていましたが、何故、原作者のスティーヴン・キングがこの映画を嫌っていたのか。
登場人物の性格設定などが原作と違っていることが大きな要因らしいのですが、私は原作を読んでいません。
それにしてもジャック・ニコルソンの演技。
彼の演ずるジャック・トランスは、原作では平凡な人間で、平凡な人間が狂気に取りつかれていくという設定らしいのですが、ジャック・ニコルソンが「平凡」な人間を演じられるのか。
これもスティーヴン・キングが懸念した点らしいですね。
昨夜、放送された「レディ・プレイヤー1」を観て書いたブログです。
端折り気味ですがお許しを。