近未来を舞台にしたSF映画。
公開当時は気にもならなかったことが最近では目に付きます。
自分が齢を重ねた分、世の中も進歩、変化していますね。
エイリアン
今回は、1979年のリドリー・スコット監督の映画「エイリアン」を取り上げますが、エイリアン自体はブログには登場しません。あしからず。
ブラウン管(CRTディスプレイ)
先日久しぶりに観た「エイリアン」。40年も前の公開です。
地球を目指して航行中の貨物船ノストロモ号。コンピューターが起動し、冷凍睡眠中のクルーが目覚めるシーンです。
最初に、宇宙服のヘルメットにコンピューターの画面が映る、好きなシーンから。
コンピューターが起動しディスプレイが点灯します。
下の写真の画面になる前に、一瞬ですが細く線状に光った後に全画面表示となります。
静止画では無理ですが、映画を観ると分かりますよ。
昔のブラウン管テレビと同じですね。
CRTディスプレイですから、焼き付き防止にスクリーンセーバーを使っていた時代です。
当時、面白く特徴のあるスクリーンセーバーを探し回ったものです。
蛍光灯
メインコンピューターの稼働に伴い、船内の照明が徐々に点き始めます。
チカッ、チカッと、蛍光灯の点き方です。
当時、LED照明はありません。
冷凍睡眠が必要な長期間の航行ですから、蛍光灯と言えども不必要な時は消灯していた設定のようです。
タバコ
それと一番目に付いて違和感を覚えるのは、目覚めたクルーの食事のシーンです。
亡くなったジョン・ハートを始め、みんなでタバコをプカプカ。
ジョン・ハートの横にいるのはイアン・ホルム。ロード・オブ・ザ・リングのビルボ・バギンズです。
シガニー・ウィーバーも若い。映画公開当時は30歳です。
登場するクルー全員が、ザ・ディランII、西岡恭蔵の「プカプカ」状態です。
“おれのあん娘は タバコが好きで いつもプカプカプカ(作詞:西岡恭蔵)”
今だと食事しながらの喫煙。考えられませんが40年前の映画です。禁煙がこれだけ進むとは想像もできなかったでしょう。
私は超の付くヘビースモーカー、チェーンスモーカーでしたが、とっくに断煙しました。
そのほか 気になったシーン
ノストロモ号
ノストロモ号が画面を横切るシーン。
「スター・ウォーズ」のスター・デストロイヤーが、レイア姫を追いかけるシーンのdéjà vu。
drinking bird
コンピューターが起動する前、テーブルの上で動いている青いもの。
水飲み鳥、drinking birdです。流行りましたね。最近見たことがないな。
他の映画で気が付いたことをまた書きますね。