Hans Potterの日々

映画と音楽と本、そして食べることが好きなオジサンです。徒然なるままに…

スタートレックと電送人間

新型コロナの影響で、自宅で過ごす時間が増えたため、ビデオを観る機会も増加中。

お蔭で初めて観る映画が何本もあります。

その結果、気付くことも…。

スタートレックStar Trek

今日は、最近観た映画と「スタートレック」との関係についてのブログです。

ただし、トレッキー(Trekkie)の方には申し訳ありませんが、今回は「スタートレック」のストーリーや登場人物の話が主ではありません。

スタートレックより宇宙大作戦かな

スタートレック」。

TVシリーズ放送終了後も、何度も映画化されていますので、最近では馴染みの題名ですが、私の年令では、やはり「宇宙大作戦」ですね。

“宇宙。それは人類に残された最後の開拓地である。そこには人類の想像を絶する・・・”


宇宙大作戦 日本版オープニング / STAR TREK TOS JAPANEASE OP

若山弦蔵さんのナレーションで始まる「宇宙大作戦」。

1966年からアメリカで、日本では1969年から放映されたTVシリーズです。

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TVシリーズ

転送シーン

映画ではミスター・カトーじゃなかったぞ・・・etc.

それらの話は置いといて。

TVシリーズでも映画版でも、転送シーンがよく登場します。

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転送シーン

転送中の事故シーンもありましたね。

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TVシリーズ(転送事故)

ボーンズことレナード・マッコイの転送嫌いの一因でしょうか。

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レナード・マッコイの転送シーン

映画版では転送技術も進歩して、落下中のカークとスールーをチェコフが間一髪で転送していました。

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映画のシーン(チェコフ奮闘)

チェコフ アントン・イェルチン

話が飛びます。

チェコフ役のアントン・イェルチンは、これからだったのに…。残念です。

アトランティスのこころ(Hearts in Atlantis)」、良かったな。

12歳のアントン・イェルチンです。


Hearts in Atlantis - Trailer

電送人間

ここからが今日の話題です。

Stay Homeで、初めて観た映画に1960年の東宝映画「電送人間」があります。

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映画のシーン

東宝の変身人間シリーズ

知りませんでしたが、東宝には変身人間シリーズが三作品存在し、このうち二作が「ゴジラ」の本多猪四郎監督だそうです。

1958年「美女と液体人間」


www.youtube.com

1960年「電送人間」


www.youtube.com

1960年「ガス人間第一号


「ガス人間第1号」(1960) 予告篇

勿論リアルタイムではありませんが、「美女と液体人間」は観ました。

1963年「マタンゴ

他に「マタンゴ」も観ましたが、変身人間シリーズには入っていないそうです。


マタンゴ 予告編

この頃の東宝作品、個人的には好きです。

転送装置

実は「電送人間」の中に転送装置が登場します。「スタートレック」と違って、送る側と受ける側、それぞれに装置が必要です。

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映画のシーン

映画の最後で転送に失敗します。

事故ではありませんが、「スタートレック」の転送事故と似たような画でした。

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映画のシーン

円谷英二特撮監督は、テレビの走査線をヒントに電送装置を考えたとのことですが、確かに電送後の人間に走査線のような横縞があります。

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映画のシーン

ハエ男の恐怖

「電送人間」が1960年の映画、「スタートレック」は1966年TV放送開始だから、「電送人間」が最初かと思っていたら、1958年の「ハエ男の恐怖」が電送では先輩で、1957年の小説を映画化したものだそうです。

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映画のシーン(蠅が転送装置に…)

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映画のシーン

更に、1989年の「ザ・フライ (The Fly)」は「ハエ男の恐怖」のリメイクだそうで・・・。

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映画のシーン

あー、ややこしい。

もっとも、「ハエ男の恐怖」は、転送よりも、転送時に転送装置に入っていた蠅と人間の融合が主です。

実はこっちの方が怖いのですが・・・。ドクター・マッコイの気持ちが分かります。

電送人間で気になったこと

話が再度飛びます。

「電送人間」の中で気になったことを二つ、三つ。

拳銃(ピストル)

刑事(警察官)が、とても頻繁に拳銃(ピストル)を抜いて発砲します。今では考えられませんね。

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映画のシーン

旧日本軍の南部式自動拳銃も登場します。興味のある方はDVDでどうぞ。

コスプレ

それと「軍国キャバレー」なるものが登場します。ウエイターやホステスさんが旧日本軍のコスチュームで接待し、軍隊用語を使用しています。

映画が公開されたのが1960年。戦争が終了して15年です。

既に懐かしの風俗だったんですね。今で言えばコスプレパブか。

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映画のシーン

007 ゴールドフィンガー

最後に。

「軍国キャバレー」のショーで全身金粉の踊り子が登場します。

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映画のシーン

この映画を連想しました。


ゴールドフィンガー (字幕版)

そうです。1964年の「007 ゴールドフィンガー」です。

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映画のシーン

007シリーズのゴールドフィンガーは、個人的には好きな作品です。

勿論、同時進行では観ていません。

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映画のシーン

今日は以上です。