自宅でビデオを観る機会が増えました。
お蔭で初めて観る映画が何本もあります。
その結果、気付くことも…。
スタートレック(Star Trek)
今日は、最近観た映画と「スタートレック」との関係についてのブログです。
ただし、トレッキー(Trekkie)の方には申し訳ありませんが、今回は「スタートレック」のストーリーや登場人物の話が主ではありません。
スタートレックより宇宙大作戦かな
「スタートレック」。
TVシリーズ放送終了後も、何度も映画化されていますので、最近では馴染みの題名ですが、私の年令では、やはり「宇宙大作戦」ですね。
“宇宙。それは人類に残された最後の開拓地である。そこには人類の想像を絶する・・・”
宇宙大作戦 日本版オープニング / STAR TREK TOS JAPANEASE OP
1966年からアメリカで、日本では1969年から放映されたTVシリーズです。
転送シーン
映画ではミスター・カトーじゃなかったぞ・・・etc.
それらの話は置いといて。
TVシリーズでも映画版でも、転送シーンがよく登場します。
転送中の事故シーンもありましたね。
ボーンズことレナード・マッコイの転送嫌いの一因でしょうか。
映画版では転送技術も進歩して、落下中のカークとスールーをチェコフが間一髪で転送していました。
チェコフ アントン・イェルチン
話が飛びます。
チェコフ役のアントン・イェルチンは、これからだったのに…。残念です。
「アトランティスのこころ(Hearts in Atlantis)」、良かったな。
12歳のアントン・イェルチンです。
電送人間
ここからが今日の話題です。
Stay Homeで、初めて観た映画に1960年の東宝映画「電送人間」があります。
東宝の変身人間シリーズ
知りませんでしたが、東宝には変身人間シリーズが三作品存在し、このうち二作が「ゴジラ」の本多猪四郎監督だそうです。
1958年「美女と液体人間」
1960年「電送人間」
1960年「ガス人間第一号」
勿論リアルタイムではありませんが、「美女と液体人間」は観ました。
1963年「マタンゴ」
他に「マタンゴ」も観ましたが、変身人間シリーズには入っていないそうです。
この頃の東宝作品、個人的には好きです。
転送装置
実は「電送人間」の中に転送装置が登場します。「スタートレック」と違って、送る側と受ける側、それぞれに装置が必要です。
映画の最後で転送に失敗します。
事故ではありませんが、「スタートレック」の転送事故と似たような画でした。
円谷英二特撮監督は、テレビの走査線をヒントに電送装置を考えたとのことですが、確かに電送後の人間に走査線のような横縞があります。
ハエ男の恐怖
「電送人間」が1960年の映画、「スタートレック」は1966年TV放送開始だから、「電送人間」が最初かと思っていたら、1958年の「ハエ男の恐怖」が電送では先輩で、1957年の小説を映画化したものだそうです。
更に、1989年の「ザ・フライ (The Fly)」は「ハエ男の恐怖」のリメイクだそうで・・・。
あー、ややこしい。
もっとも、「ハエ男の恐怖」は、転送よりも、転送時に転送装置に入っていた蠅と人間の融合が主です。
実はこっちの方が怖いのですが・・・。ドクター・マッコイの気持ちが分かります。
電送人間で気になったこと
話が再度飛びます。
「電送人間」の中で気になったことを二つ、三つ。
拳銃(ピストル)
刑事(警察官)が、とても頻繁に拳銃(ピストル)を抜いて発砲します。今では考えられませんね。
旧日本軍の南部式自動拳銃も登場します。興味のある方はDVDでどうぞ。
コスプレ
それと「軍国キャバレー」なるものが登場します。ウエイターやホステスさんが旧日本軍のコスチュームで接待し、軍隊用語を使用しています。
映画が公開されたのが1960年。戦争が終了して15年です。
既に懐かしの風俗だったんですね。今で言えばコスプレパブか。
007 ゴールドフィンガー
最後に。
「軍国キャバレー」のショーで全身金粉の踊り子が登場します。
この映画を連想しました。
そうです。1964年の「007 ゴールドフィンガー」です。
007シリーズのゴールドフィンガーは、個人的には好きな作品です。
勿論、同時進行では観ていません。
今日は以上です。