キリング・フィールド
ジョン・レノン イマジン
昨日(5月19日)、ミニトマトに防虫ネットをかけて家に入り、テレビを点けたらジョン・レノンのイマジンが流れています。
The Killing Fields (1984) final scene.mp4
BSシネマ「キリング・フィールド(The Killing Fields)」のエンディングでした。
シャンバーグとプランの再会のシーンです。
残念。久しぶりに最初から観たかった・・・。
キリング・フィールド
1984年の有名な映画です。
カンボジア内戦を取材しているアメリカ人ジャーナリスト(シャンバーグ)と、助手のカンボジア人(プラン)を描いた映画で、実話をもとにしています。
映画は長閑な田園風景から始まりますが…。
カンボジア内戦は、ポル・ポト率いるクメール・ルージュ対ロン・ノル政権の内戦ですが、これはベトナム戦争の北ベトナム対南ベトナムと同様、ソ連、中国の共産勢力対アメリカの構図ですね。
題名の「キリング・フィールド」は、ポル・ポト政権下、クメール・ルージュによる “大虐殺の行われた場” という意味です。
フランス領インドシナ
主人公 シャンバーグとアラン役のジョン・マルコヴィッチが会話しているカフェ。
注文はフランス語です。私でも分かる “S'il vous plaît.” が。
それと空港名の表示もフランス語。
そうか、ここもベトナムと同じ。フランス領インドシナだったんだ。
サウンドトラック
エンディング イマジン
冒頭に書いたエンディングで流れるジョン・レノンのイマジン。
若かりし頃の感想は「ベタな選曲だな」でした。
映画の背景を知り、さらにアカデミー助演男優賞を受賞したカンボジア人助手役の半生を知ると、齢を重ねるにつれ「ピッタリな選曲だな」に変化しました。
エンドロール Étude
エンドロールで流れるÉtudeです。
初めて映画を観たあと、かなりの期間(年単位です)、音楽担当のマイク・オールドフィールド(Mike Oldfield)のオリジナル曲だと思っていました。
実は「アルハンブラの思い出」です
この音楽が、フランシスコ・タレガ(Francisco Tárrega)の名曲「アルハンブラの思い出(Recuerdos de la Alhambra)」をマイク・オールドフィールドが演奏したと知ってビックリしました。
「アルハンブラの思い出」。このギター曲です。ご存知の方は多いと思います。
Ana Vidovic plays Recuerdos de la Alhambra by Francisco Tárrega on a Jim Redgate classical guitar
ギターはクラシックギターから入ったので、「アルハンブラの思い出」は当然知っていますし練習もしました。が、完全にオリジナルの曲に聞こえました。
それと映画とは関係ない話ですが、フランシスコ・タレガ。
昔、Lágrim a(涙)を練習した教則本には確かタルレガと印刷してあった………はず。
マイク・オールドフィールド(Mike Oldfield)
チューブラー・ベルズ
音楽担当のマイク・オールドフィールドは、1973年のアルバム「チューブラー・ベルズ(Tubular Bells)」でデビューしました。
エクソシスト
「チューブラー・ベルズ」なんて知らないぞと言う方は、次のYouTubeをどうぞ。
そうです、エクソシストのテーマとして使用されています。
次は、元々の「チューブラー・ベルズ」ですが、長いですよ。
Mike Oldfield - Tubular Bells Full Album
ガンバ大阪との関係
マイク・オールドフィールドの「ムーンライト・シャドウ(Moonlight Shadow)」はヒットしていましたね。
Mike Oldfield ft. Maggie Reilly - Moonlight Shadow (Official Video)
日本でもカバーされている歌ですし、ガンバ大阪の応援にも。
これについては今回ブログを書くまで知りませんでしたm(__)m。
チャントは、ちゃんと知っていなければ・・・。
余談です
実は若い頃、マイク・オールドフィールド(Mike Oldfield)と、「フィルモアの奇蹟(The Live Adventures of Mike Bloomfield and Al Kooper)」のマイク・ブルームフィールド(Mike Bloomfield)を混同していました。
Mike Bloomfield and Al Kooper - The Weight (live)
今日はこれで。