カップヌードル発売50周年
50歳の誕生日
1971年(昭和46年)9月18日。50年前の今日、カップヌードルが発売されました。
今日はカップヌードルの50歳の誕生日です。
もう半世紀も前なんですね。
学生時代は勿論、社会人になってからもお世話になりました。
当時の値段
当時の価格は100円。
うどん、蕎麦、ラーメンなどの麺類が100円~120円だった時代ですから、かなり高めの値段設定です。
カップヌードルの自販機
当時、写真のような自販機を彼方此方で見ました。
ここからは遠い、遠い記憶です。
購入したカップヌードルの包装フィルムを剥がし、セットしてボタンを押します。
注射針をとても太くしたような先っぽから お湯が注入されます。
そして、3分待って「いただきます」。
ところが、自販機に備え付けられているフォークが切れていることも多々あり、バイト先での夜食時に悔しい思いも…。
日本マクドナルド1号店
マック1号店も半世紀前
同じ年の7月20日に、日本マクドナルドの1号店が銀座三越に開店しています。日本マクドナルドも50周年です。
日本マクドナルドが二ヵ月お兄さん。社長はあの藤田田さんです。
宮崎美子さんの記念CMもありましたね。
当時の価格
当時は1個80円。この値段も中々です。まぁ、銀座三越の一階ですから。
立ち食い、歩き食い
NHKの連続テレビ小説「まんぷく」
この二つの発売に関して思い出すのは、2018年後期のNHK連続テレビ小説「まんぷく」です。
日清食品創業者夫婦をモデルにしたドラマですから、カップヌードルと思われる「まんぷくヌードル」が登場します。
お行儀が悪いわ
まんぷくヌードルをホコ天(歩行者天国)で販売するにあたり、夫婦の母親役、松坂慶子さん演ずる鈴さんが「立ち食いなんて、お行儀悪い」と言っていました。
朝ドラで描かれたような、ホコ天でのカップヌードル歩き食いは一時的なものでした。
一方、常設店のマクドナルドに関しては、イートインスペースが無かったか、もしくは狭かったためか、歩き食いしている人の記憶が残っています。ドライブスルーはない時代でした。
私の親も「まんぷく」の鈴さんと同じでした。「立ち食い」は「みっともない」と常日頃から注意されていました。
立ち食い
勿論、古くから立ち食い蕎麦などの文化がある日本です。
今思えば「立ち食い」ではなく、食べながら歩く「歩き食い」のことを戒めていたのだと気付きました。
歩き食い
屋台などの決まった場所で「立ち食い」するのであれば、食べた後の容器なども返却できますし、ゴミ箱も備え付けてあるでしょう。
ところが「歩き食い」ではそうはいきません。
食べ終わった後、包装紙や容器などを道端に捨てる人もいるでしょうし、他の人の服を汚したり、串焼きの串で傷つけたりすることもあるでしょう。
例えば、下のイラストのような食べ物を「歩き食い」、それもニ、三人並行して「歩き食い」された日には堪ったもんじゃありません。
飲食禁止の貼紙があっても平気な人もいます。
お子さんの「歩き食い」
特にお子さんの「歩き食い」では、危険性が高まると思います。
例えば金沢市内の観光スポットでは、近江町市場や茶屋街など、狭い通路の人混みの中での歩き食い、特にお子さんの歩き食いはハラハラ・ドキドキします。
実際、お子さんの持ったソフトクリームが溶けて、歩いてきた方の靴にベチャッと落ちたのを目撃したことがあります。
親御さんと言えば。自分たちも歩き食いに夢中で、お子さんは眼中にないようです………。
もっとも、コロッケの入った袋から、コロッケの衣をポロポロこぼしながら歩いている若いカップルもいましたので、一概に子供だけとは言えませんが…。
日本人らしい戒め
そういった「他人へ迷惑をかける行為」に対し、日本人は「行儀が悪い」、「みっともない」といった言葉で婉曲に戒めていたのでしょうね。
勿論、食べ物のせいではありません
勿論、食べ物が悪いのではありません。根本にあるのは個々人の認識、考え方ですね。
カップヌードル発売50周年。過去のブログを要約したような内容になりました。
この時代を同時進行で、東京で暮していた私は当然50周年どころではありませんが。