映画の話からスタートしますが、音楽の話題へのプレリュードです。
何度かブログに書いていますが、音楽はジャンルに関係なく聴くタイプなので予めご理解のほどを。
映画「勇気ある追跡」
映画「勇気ある追跡(原題: True Grit)」が放映されていました。
1969年ですから半世紀前の映画ですね。
主演はジョン・ウエイン。
この作品で念願のアカデミー賞主演男優賞を受賞。
単純計算で62歳ですが、もっと老けて見えます。
True Grit Opening Credits - Title Song by Glen Campbell
2010年には、スティーブン・スピルバーグ製作総指揮の下でリメイク(邦題「トゥルー・グリット」)されています。ご存知の方も多いのでは。
ここから音楽の話題へ。
グレン・キャンベル
初っ端のYouTubeでお分かりの方も多いと思いますが、共演がグレン・キャンベルです。主題歌を唄っています。
因みに、音楽担当はエルマー・バースタイン。「荒野の七人」、「大脱走」、「アラバマ物語」、「ゴーストバスターズ」等々の音楽を担当しています。
数多の名曲から一曲だけ。
The Magnificent Seven • Main Theme • Elmer Bernstein
話が飛びましたので戻します。
グレン・キャンベルという名前に反応する方は多いと思います。
2011年にアルツハイマーであることを発表。2017年に81歳で亡くなりました。
グレン・キャンベルはカントリー・ミュージックの歌手ですが、ジョン・ウエインと共演するほど人気のあった歌手です。グラミー賞も受賞しています。私がこのジャンルを聴く切っ掛けとなった歌手の一人です。
「By The Time I Get To Phoenix」、「Wichita Lineman」。記憶に残っています。
YouTubeは、口パク・本物のギターを持ってのエアギターですが、どうぞ。
大部分の皆さんのカントリー・ミュージックのイメージとは違う筈です。
Glen Campbell - By The Time I Get To Phoenix
Glen Campbell - Wichita Lineman
2曲ともジミー・ウェッブの作曲です。
ジミー・ウェッブ
話が飛びます。
ジミー・ウェッブの曲では、フィフス・ディメンションの「Up, Up and Away」は有名ですし、
リチャード・ハリスの「MacArthur Park」も好きでした。
Richard Harris MacArthur Park Original 1968
当時の売れっ子作曲家です。
カントリー・ミュージック
グレン・キャンベルでカントリー・ミュージックも聴くようになりましたが、アメリカでのカントリー・ミュージック、根強い人気のようです。日本人にとっての民謡、いや、それ以上ですね。
こんな立派なカントリー・ミュージック殿堂博物館もあります。
カントリー・ミュージックと聞くと、西部劇でインプットされたイメージ(フィドル(ヴァイオリン)やバンジョー、ギターなどで演奏しているシーン)が頭に浮かび、古臭い、と聴かず嫌いの方もいると思います。が、時代の変遷でカントリー・ミュージック自体も変化・進化しています。
テイラー・スウィフトもカントリー畑です
あのテイラー・スウィフトもグラミー賞で最優秀カントリー・アルバム賞を受賞するなど、カントリー・ミュージック畑です。
Taylor Swift Preforms "Mean" at the Academy of Country Music Awards
そう聞くと、カントリー・ミュージックが身近に感じられませんか!?
カントリー・ミュージックの範疇って?
何処までがカントリー・ミュージック?と悩む方もいらっしゃると思います。
カントリー・ミュージックに限らす、大部分の音楽では変化・進化する過程で境界がハッキリしなくなっています。
私がジャンルに関係なく、自分が好きな音楽を聴いているのもそのため、かな。
聴いたことがある範囲ですが
私が知っている範囲、聴いたことがある範囲で、カントリー・ミュージックを少し。
ジョニー・キャッシュ
2003年に亡くなった、重鎮、ジョニー・キャッシュ。
Johnny Cash - Hurt (Official Music Video)
ハンク・ウィリアムズ
あの「ジャンバラヤ」で有名なハンク・ウィリアムズ。29歳で亡くなっています。
この「ジャンバラヤ」と次のカーター・ファミリーの曲あたりが、世間一般のカントリー・ミュージックのイメージでしょうか。
カーター・ファミリー
更には、カーター・ファミリー。
昔ギターを齧っていたので、カーター・ファミリー・ピッキングを先に覚え、その後にカーター・ファミリーの存在を知りました。
The Carter Family - Wildwood Flower
ジョン・デンバー
ジョン・デンバーの「Take Me Home, Country Roads」。流行りましたね。
John Denver - Take Me Home, Country Roads (Audio)
リンダ・ロンシュタット
リンダ・ロンシュタットの「You're No Good(邦題:悪いあなた)」。
耳に残っています。
エミルー・ハリス
エミルー・ハリスの「Together Again」は、よく聴きました。
CMに何度か使われていますね。
EMMYLOU HARRIS - TOGETHER AGAIN
Mr. Sandman ミスター・サンドマン
Emmylou Harris、Linda Ronstadt、Dolly Parton
エミルー・ハリス繋がりです。
エミルー・ハリス、リンダ・ロンシュタット、ドリー・パートン(Emmylou Harris、Linda Ronstadt、Dolly Parton)の「Mr. Sandman」も好きでした。
「Mr. Sandman(ミスター・サンドマン)」。直訳すれば砂男です。怖い。
実際、元々のヨーロッパの民間伝承では、
夜更けになると人々の目の中にこの砂を投げ込む。すると、人々は目が開けられなくなり、眠らずにはいられなくなってしまうという。古くからドイツでは、夜更かしをする子供に「ザントマンがやってくるぞ」と脅して寝かしつける習慣があった(出典:Wikipedia)
なんですが、この曲からは怖さは感じられません。聴いてください。
Emmylou Harris, Linda Rondstadt, Dolly Parton - Mr Sandman
コーデッツ
コーデッツの原曲(カントリーではありません)とは違った魅力があります。
チェット・アトキンス
チェット・アトキンスのチェット奏法で「Mr. Sandman」をどうぞ。
Chet Atkins - Mr. Sandman (TV 1954)
チェット・アトキンスも、昔ギターを齧ったころに知りました。不器用だった私はサムピックの使い方が下手で、ナマ(生)親指で弾いていました(笑)
フェイス・ヒル、ガース・ブルックス
Faith Hill - "Breathe" (Official Video)
Garth Brooks - The Dance (With Lyrics)
ニッティー・グリッティー・ダート・バンド
それと忘れちゃいけないのがニッティー・グリッティー・ダート・バンド(Nitty Gritty Dirt Band)。
カントリーロックというジャンル分けでした、確か。
「Mr. Bojangles」は聴いたことがある方も多いのではないでしょうか。
テイラー・スウィフト、再び
そして、再度テイラー・スウィフト。
ジョニー・ライト
誰?という方が多いと思います。私も知りませんでした。
スタンリー・キューブリック監督の1987年の映画「フルメタル・ジャケット」。
オープニングの丸刈りシーン。印象的でした。
バックに流れているカントリー・ミュージックが、ジョニー・ライトが歌う「Hello Vietnam」です。
ザ・バンド
それと、ザ・バンド(The Band)。
このグループもカントリー・ミュージックの匂いがします。
以上、私が聴いた範囲、知っている範囲の曲を少し羅列しました。
ジャンルを問わず音楽を聴きますが、このジャンルは、やはりグレン・キャンベルの影響かな。
ライ・クーダー
最後に、パイオニアのCM、ロンサム・カーボーイで聴いた曲、ライ・クーダーの「Across the Borderline」でお別れです。